試鋳貨幣(明治3年1銭銅貨)
皆様、御存知の書信館出版(株)の、入札で出品されたものです。落札してしみじみと見てみると、明治の先人(加納夏雄氏)たちの素晴らしさに頭がさがります。感嘆するしかないなあーと思います。
JNDのカタログのデータですと、明治4年(1871年) 新貨条例により、試鋳とあり。直径27.8ミリで、品位は銅980錫10亜鉛10で、量目は7.13グラムとあります。
もとより、試鋳貨です。完全未使用品のあろうはずが、在りません。画像も特徴は、見やすいように手を加えましたので、原色とは異なります。御了解のほどお願いします。
何にしても、先人たちの技術に、ただ脱帽の感がします。旭日竜5銭銀貨など、何でこんな小さい物にと、呆れて(尊敬して)しまいます。今更ながら、昔の日本人てすごいと思います。
実際のところ、何種類の試鋳貨(試作貨)が作られたのか、100年以上も前のこと、判りません。でも文献がかなり有りますので、甲州金よりは確実です。いずれにしても、数の多い物では有りません。
皆様の御参考までに、画像をご覧ください。
試鋳貨幣(表) | 試鋳貨幣(裏) |
![]() |
![]() |
平成21年3月8日 武蔵野 紫雲栄
トップページへ